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　1月1日
　それは、葵にとっての、命のカウントダウンの始まりだった。
　葵は家のポストへ直行した。葵宛ての年賀ハガキが何枚かあった。その中に「＠」という文字を見つけた。＠からだった。
　(　＠だ、…あれ？何か…　)
　ハガキには、何も書いていない。不思議に思って、いつもの掲示板へ行った。＠からの書き込みがあった。0時0分ちょうどの書き込みだった。何か、不気味に思えた。

　　本文：届いたかしら？
　　ふふ、何て書いてあるか分かるかしら？
　　分かったらもう終わり。

　正直葵は意味が分からなかった。
　"　分かったらもう終わり　"
　この言葉の意味とは……
　葵は精一杯解読しようと頑張った。10円玉で擦ってみたり、ライトに透かして見たり、そして、もうこれ以上ないと思った時、見つけた方法はこれだった。
　"　火にあぶってみる　"