ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ネット友達。《13話》オリキャラ募集中! ( No.26 )
- 日時: 2011/04/16 17:05
- 名前: りこ。 ◆DPvZRJ5eF2 (ID: C0UsoifF)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2/index.cgi?mode
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葵はライターを握っていた。そして、カチッ、と、乾いた音が響き、ライターの火をつけた。
じわじわとあぶり出す。燃えないように気をつけながらも、じっくりじっくり時間をかける。
すると、文字が少し出てきた。
「 あ、文字が… 」
すると、こんな文字がだんだんと出てきた。読みながらも、自然に声が出ていた。
「 …こ…れ…を……よんで…いる… 」
だんだんと声が薄れていった。葵は言葉を失った。絶望的な内容だった。細かい文字でびっしりと書かれていた。
内容はこうだった。
" これを読んでいる時はもう手遅れ。私はあおの事をずっと見ている。私はすべてを聞いている。お前のことを何でも知っている。私の掲示板の正体を知らないとはな。この掲示板に元々いた奴らは、全員私が殺した。次のターゲットはお前だ。今日は一月一日。一ヵ月後に、お前を殺す。仲間も連れて行く。お前の電話番号も知っている。顔も、本名も、もう私から逃れる事はできない。今日から、一ヵ月間、楽しみにしていてね。あと、どんな風に殺されたい?今までの子はね、首を絞めたり、車にはねられたり、ナイフで切られたり、ビルから突き落としたり…。劇薬で手とか足とかを腐敗させたり!あおはどれが一番好みかな?警察に言っても無駄だから覚悟してね。 "
「 なんなのよこれっ…! 」
ガクガクと震える葵は机にぶつかった。同時に@にもらったぬいぐるみがボトリと落ちてきた。ぬいぐるみのチャックから何か機械のような物がはみ出た。
それは盗聴器だった。
何かの悪戯かと思ったが、悪戯ではなかった。ブラウザを開くと、@の書き込みがあった。
本文:もう手遅れ。
1ヵ月後お前を殺しに行きます。
葵は言葉を失った。その日から葵の命のカウントダウンは始まった。
残り30日