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　1月6日
　葵は動かなかった。瞳の色を失ったかのような目の色をしていた。
　食欲も失い、瞳の色は真っ黒で、どこを見ているかも分からないような状態で、体はぐったりと椅子にもたれかかっていた。
　(　……もう死にたい…早く殺して…　)
　もう、生きる希望がなくなっていた。それならいっそ殺されたほうがマシだと葵は考えるようになっていった。
　そして、葵は、掲示板を見た。書き込みはなかった。そりゃそうか、と一人で納得していた。
　葵はその日、何も動かずに一日を過ごした。真夜中に起き上がったり、掲示板を眺めたりしていた。
　残り25日