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　「　なぁ葵ぃ…出て来いよ…　」
　「　……っ　」
　葵は緊張と焦りと恐怖でいっぱいになった葵は必死に手足を動かして別の部屋に移動した。
　その時見えたのは、＠の腕。腕の先には、ギラリと光る鋭い何か。────ナイフだった。
　(　ナイフ、ナイフ…殺される！殺される！！　)
　「　葵、返事しなきゃ殺しちゃうぞ〜　」
　少し挑発しながら、ふざけながら言った。
　「　……死にたくない　」
　「　あぁ？やっと返事したか…　」
　「　あたしの友達を返して…　」
　お互い見えないのに会話をしていた。
　「　ほらよ　」
　すると＠は葵の方に何かを投げつけた。そして、ドタン、と、床の音が部屋中に響いて、静かになった。
　葵は、恐る恐る音がした方に目をやった。すると、葵の瞳には血まみれで手足が変な方向に曲がった葵の友達の姿がうつっていた。
　「　いやあぁぁああああ！！！！！！　」
　葵は＠に見つかる事など考えずにただ本心が叫んでいた。
　「　うあ、あっ…っ……うぁあぁあ…っ　」