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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ネット友達。√参照300超.キャラ絵up! ( No.79 )
- 日時: 2011/04/16 16:29
- 名前: りこ。 ◆DPvZRJ5eF2 (ID: C0UsoifF)
- 参照: http://b14.chip.jp/risaandryo/blog/img.php?_cus
[][〉26
「 …う…っく……… 」
「 どう?どうよ?なぁ 」
「 …あんたなんて人間じゃない!!! 」
「 俺はアンタと同じ人間だよ 」
「 ……うう、ぅうううっ!… 」
葵は声を枯らして怒りをぶつける。
「 あんたなんて最低よ!人の命を何だと思ってるのよ!もう帰って!二度とあたしの前に現れないで!メールも送らないで! 」
「 そーんな事言ってもいいのかな? 」
声は後ろから聞こえた。
「 !!!! 」
「 っとぉ、後ろ向くなよぉ? 」
葵はガクガクと恐怖に震えて、後ろに向かなかったというよりは、恐怖で後ろを向けなかった。
「 俺に逆らっていいのか? 」
「 う……っく…… 」
@の低い声が近くから聞こえる、3m以内に入るようだった。
「 それとも…今すぐ殺してやってもいいんだぜ? 」
「 こ、こっ……殺しなさいよ…できるもんなら… 」
すると@は葵の首筋にピトッとナイフをあてた。
「 ひっ………! 」
───そして……
「 なんてな 」
ナイフを葵の首からはなした。
「 今殺すのはもったいないじゃん♪な? 」
「 ………!! 」
「 だからね、あと二十四日間…痛めつけるから 」
「 …う… 」
葵は気力をなくした。口がガチガチと震えている。
しばらくすると、@は気配を消した。どうやら家から出て行ったようだ。血痕などは全く残っていなかった。
家に帰るとニュースが流れていた。葵の友達の事だった。葵は友達の母親に質問攻めにされた。葵は答える気力も失っていた。
そして夜が更け、葵の命のタイムリミットはまた一日短くなっていった。
残り23日
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