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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ネット友達。√参照300超.キャラ絵up! ( No.87 )
- 日時: 2011/04/16 16:25
- 名前: りこ。 ◆DPvZRJ5eF2 (ID: C0UsoifF)
- 参照: http://www3.atpaint.jp/kakiko/src/kakiko1293328077286.png
[][〉28
葵は勢いよく扉を閉めた。
( 全部…全部@が…… )
葵は涙を流していた。今の葵の状況では逃げる事さえもできない。葵は歩けるものの、走れるわけではない。@に追いかけられたらすぐに捕まってしまう。
その頃@は行動に出ていた。@は自分の家を出て、葵の家に向かっていた。葵は部屋で涙を流したままだった。
そして、
ピンポーン … ピンポーン …
玄関にチャイム音が鳴り響いた。葵は何かが引っかかった。扉には鍵が掛かっていない。
「 はーい、どちら様ですか? 」
母親が玄関に向かった。葵の額からは汗が噴出していた。葵は既に察していた。
( @だ!! )
「 お母さんっ!開けちゃ駄目───! 」
「 え? 」
「 もう遅いよ、葵 」
葵が急いで玄関に向かった。しかし、今の葵にはスピードが出ない。
──ガチャッ!
勢いよく扉が開く音がした。
「 …あら?どなた様ですか…?葵の友達? 」
葵が玄関についたときは遅かった。@らしき人が深くフードを被って立っていた。顔は見えない。だが、ニヤリと笑っている口だけ見えた。その前には葵の母親が立っていた。その距離はほとんどない。
二人は言葉を交わさない。@はニヤリと笑い続けている。
「 ま…さか…… 」
葵はガタガタ震えて見つめていた。
「 うん、刺しちゃった♪ 」
葵の母親はその場で倒れた。床が血で埋もれていく。
「 お母さああぁぁあん!!!! 」
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