ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ネット友達。√参照300超.キャラ絵up! ( No.101 )
- 日時: 2011/04/16 16:15
- 名前: りこ。 ◆DPvZRJ5eF2 (ID: C0UsoifF)
- 参照: √キャラ絵かくよー デジタルでもアナログでもおk
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次の朝
葵はほとんど眠れなく、寝不足だった。そして葵はぎこちない動きで家を出た。目的もなく、理由もなく、フラフラと歩いた。すると……。
「 葵……? 」
見知らぬ少女が声をかけてきた。その少女は黒髪で、銀色の瞳をしていた。葵はその少女に問いかけた。
「 ……誰? 」
「 私は霧矢詠未。あなたを助けに来た 」
少女は霧矢詠未という名の少女だった。
「 助ける?どういう事…… 」
「 来て 」
霧矢詠未は、かすかに聞こえるぐらいの小さな声で呟き、葵の手をクイッと引っ張った。
「 うん…… 」
「 あいつが来てしまうかもしれないから 」
葵は言われるがままに連れて行かれた。
「 ねぇ、どういう意味…? 」
「 私は、掲示板であなたを見たの 」
「 えっ…… 」
( でもどうしてあたしの名前を… )
詠未は、続けた。
「 私は、過去に@に親友を殺されてしまったの 」
「 !! 」
( あ、@の事を知っている…しかも… )
「 親友が殺されてから、その掲示板を知ったの 」
「 …… 」
詠未はだんだんと、口調が早くなっていく。
「 @がいなければ、私の親友は……許さない。許さない許さない絶対許さない! 」
「 …おっ、落ち着いて……ねぇ、どうしてあたしを知ってるの? 」
「 !!……ごめんなさい。@の事になるとつい取り乱して… 」
落ち着きを取り戻した詠未は続けた。
「 改めて言うわ。私は、掲示板を見たの。@があなたの住所と顔写真を載せていたわ 」
「 !? 」
葵は驚いた。@が知らぬ間に葵の住所を載せていたのだった。
「 そ、それで……… 」
「 私は住んでいるところが近かったから、ちょっと寄ってみたの。それで、私は貴方を助ける目的でここに来たの。貴方のためでもけど、私のためでもあるの。親友を助けれなかったから… 」
「 ……あ、ありがとう…でも…いいの? 」
「 いいの。これからも、たまにここに来るわ 」
「 …うん……ありがとう 」
「 …じゃあ…これ、メアドだから 」
「 ありがとう。じゃ、送るね 」
「 ええ、これからは私のことを詠未と読んでほしいの 」
「 分かった……詠未。よろしくね 」
「 ええ 」