ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: ネット友達。√参照600超!! ( No.141 )
- 日時: 2011/04/16 15:58
- 名前: りこ. ◆DPvZRJ5eF2 (ID: C0UsoifF)
- 参照: √キャラ絵かくよー デジタルでもアナログでもおk
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葵が気づいたのは2日後だった。残り18日の朝。
葵は全くTVを見ていなかった。久しぶりのニュースだと思ったら、どのニュースをかけても同じ内容ばかり。
" 大量殺人事件 "
葵は嫌な悪寒がした。ニュースキャスターが深刻な顔で文を読み上げる。
『 また、大量殺人事件の情報が入ってきました。大量殺人事件で亡くなった人は坂野上町にいる、男性が20人、女性が24人。計42人の人が亡くなりました。亡くなった人は全員大量出血死で亡くなりました。全員亡くなってから24時間以上は経過している事が分かりました。この前の放火事件と関連している可能性があるということで警察は同時に事件の事を調べているようです。 』
「 嘘でしょ…っ……!そんな… 」
葵は外に飛び出した。すると信じられない光景が目に入った。
葵の周りには警察が調べている。葵以外の家にも警察。葵はガタガタ震えた。そして警察が葵に近づいてこう言った。
「 …ここに住んでる…中学生? 」
「 ……はい 」
葵は気力を失ったように話した。警察の人は少し気を遣って、こう言った。
「 少しだけ、少しだけお話できるかな? 」
「 はい、大丈夫です。でも、10分くらいでお願いします 」
「 ありがとう 」
少し警察の人から少し笑顔が遠のいた。
「 …殺人事件がこの町でたくさんあったんだ。知ってるね? 」
「 …はい 」
「 お父さんやお母さんは大丈夫? 」
「 大丈夫です。今はちょっと、寝てますから 」
葵は少し笑顔を作って警察の人に安心感を与えた。葵は無理に笑顔を作っていた。
「 ……はっきり言うけど…君もいつ狙われるか分からないから気をつけて 」
葵はピクリと体が動いた。もういっそ今このまま@の事を言ってしまおうか。しかし言っては死んでしまう。葵は…言うのをやめたのだった。
そして話は終わり、少し延長された。
残り18日