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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: オニゴッコ ( No.10 )
- 日時: 2011/02/14 18:50
- 名前: 要 潤香 ◆hjAE94JkIU (ID: Gg/cy2.F)
第五話
7月21日 午前5時
外が明るくなり窓から日の光が入ってくると
寝ていた皐来の意識が浮上してきた。
皐来「…ぁ?もう朝か…
花は…7時に起きるだろ…からその前に話をつけとかないとな…」
体を起こし、少し伸びをする。
その後、私服に着替え部屋を出る。
キッチンに行くと、
サンドイッチを6、7個作り一つつまんで食べる。
水を飲んで喉を潤すと桂と笙のいる部屋に行く。
カチャ・・・パタン…
皐来「(…。うん、まだ寝てんな。)」
皐来「お〜い。起きろ〜」
桂・笙「zzzzzz・・・」
皐来「・・・・。」
スゥ…
皐来「おい。起きやがれ。
10秒以内に起きねぇと、露国支部にとばすぞ。」
どすの効いた声で言い、カウントダウンを始める。
皐来「10、9、8、7、3、n…」
桂・笙「「おはようございます!」」
二人とも一斉に飛び起きた。
皐来「お、起きた。」
少し驚いた後「おはよう」という。
桂「起きましたとも。
…3代目。…俺達に何か恨みでもあるんですか…?」
驚いた後、枕元にある眼鏡をかけ恨めしい顔で向ける
笙「そうっすよ…それに、急に7から3に飛ぶって…」
桂に同意した後、眉を寄せて言う。
皐来「すまんすまん、恨みはないんだ。ただ、話があったから起こしただけだ。
あと、3代目じゃなくて皐来って呼べよな。
「3代目」って堅っ苦しくてヤダ。」
笙「(ヤダって…子供かよ・・・)」
桂「…わかりましたよ。皐来…サン。
話があるんじゃないんですか?」
皐来「あ、そうだった。
話っつうのは、俺のことと29日のこと、それと9月のことについてだ。」
笙「29日のことはわかるけど、皐来と9月のことって?」
皐来「それは今から話す。
まじめな話かつ、本当のことだからよく聞いとけ。」
真剣な顔でそう言えば、返事せざるおえない。
桂「…わかりました。」
笙「わかった。」
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