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Re: TLELΘPARK Θ1−1をUP ( No.8 )
日時: 2011/02/11 10:45
名前: テレテレ ◆UEDMyHN7EI (ID: Ait4UdaY)

Θ1−2


→EPP学園内 とある階の廊下にて


やっと長い入学式が終わった。

入学式といっても入学生はたった3人。

しかも、この時期とは結構珍しい。

(まぁ、つまりは貴重な存在ってことか)

「喜太郎!!」

自分のクラスに向かう途中、ふと後ろから声をかけられる。

振り向くとそこには入学式で知り合った野見 健(ノミ タケル)が立っていた。

「あ、健くん」

彼は茶色の髪をいじくりながら困った顔をした。

「実はよ、自分のクラスがよ、わかんなくなっちまってな」

「同じだっけ、クラス」

「おぉ!俺も第一階生だ!」

「そんな自慢げに言われてもね」

僕は苦笑しながら彼を連れて自分のクラスへ向かった。





EPP学園

その名の通りEPPのための学園。

外見は普通のお嬢様学校と何も変わらない。

まぁ、お嬢様学校に普通も何も無いのだが……。

……ただ違う点が幾つかある。

一つは周りが海だという事。

つまり、人口島の上に立っているという事だ。

学園で暮らす生徒のための生活必需品が全て揃っている商店街。

息抜きのためのテーマパーク。

EPP研究所、EPP学園。

EPP関係の建物も多いが、本州の建物も多い。

もう一つは学園内にコレでもかと言うくらいにスピーカーが付けられている事。

これは超能力と深い関係がある。

まぁ、このスピーカーの事はまた今度。

そして一番違うのが、学年でクラスが分けられるのでは無い事。

超能力のレベル別で分けられている。

第一階生が一番下のクラスで、第五階生が一番上のクラス。

田中 喜太郎、黒原 明、乃木 伴莉、野見 健は第一階生である。


TLELΘPARKはこのEPP学園内で起こる出来事を記した物語である。