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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 戦国の世に生きる・弐(参照100突破! 有難うございます!) ( No.56 )
- 日時: 2010/11/21 10:29
- 名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: BcdVt4VG)
第七話「急襲」
「くそっ───!!」
俺たちは寝込み(?)を襲われた。今は午前4時。皆ぐっすり眠っていた。
「急襲とは卑怯でござる!!」
愛用の得物を振り回しながら敵を斬る。
「そう言えば、明智は……?」
アイツ、最近の行動がおかしい……。
「見てねぇ!!」
幸直の後ろに潜んでいた忍を斬る。忍は素早く、なかなか苦戦していた。
「美麗殿は光好殿を探しに!」
もう亜美殿と秀徳殿は逃がしてある。あとは光好殿を探すだけ。
「あぁ……」
光好を探して進む。どんどん敵陣の奥深くに入っても、光好は見つからない。
───ガサッ。
木を移動していたのか、音がした。
「───ッ!」
音がした方に刀を投げると、一人の忍が姿を現した。
「───風魔小太郎───!」
その変わった風貌により、すぐに解った。
「───」
風魔は無言でクナイを投げてくる。
「貴様か、急襲を仕掛けたのは───!?」
風魔と戦いになる。森の中での一騎打ちは、明らかにこちらが不利だが、逃げる術はない。
「───小太郎、待ちなさい」
聞きなれた、嫌いな声がした。
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