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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 戦国の世に生きる・弐(参照100突破! 有難うございます!) ( No.60 )
- 日時: 2010/11/21 14:35
- 名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: BcdVt4VG)
第九話「乱世再臨」
「光好様のご謀反!?」
そんな───。信じられん───。驚いた京子。
「アイツ、美麗が拾ってやった恩を仇で返しやがって───!!」
怒りの表情を押さえられないのは政義。
「許すまじ───!!」
同じく怒っている幸直。
「終わってしまった事を言っても仕方ない。
京子、元知と泰親に文書を書いてくれるか?」
そろそろ旅から戻ってきてもらわないとな───。
「はいはい、お安いご用やで。で、内容は?」
いつまでもクヨクヨしとったってしゃぁないな。
「“戻ってこい。また乱世が始まる”そんな内容でいい」
「はいよ」
墨があったかなぁ、と思いつつ部屋に帰る。
「幸直、亜美に部屋が空いたことを知らせろ」
明智の部屋で了承してくれるか不安だが。
「御意!」
と言って、物凄い速さで走っていく。
「政義───」
「Ah?」
縁側に座って空を見たまま答える。
「お前、右目───」
「───ッ!!」
俺の右目は、本当に見えなくなってしまった。
「見えないのだろう? 本当に───」
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