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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 戦国の世に生きる・弐(参照100突破! 有難うございます!) ( No.67 )
- 日時: 2010/11/22 22:09
- 名前: 鏖 ◆TeAoSh7Hf6 (ID: BcdVt4VG)
第拾弐話「強敵の忍」
「よっしゃぁ! 明智はどこに軍を構えているんだ!?」
滾りまくりの泰親。正直、邪魔……。
「───山崎だ」
光好に人望があったのか、兵の半分くらいは連れていかれてしまた。
「山崎……。馬で山を越えて行くしかないな……」
織田軍には機動力がある。山を越えるのはそう難しくないはず。と考える元知。
「某たちは機動力があります故、そう難しくないかと……」
地図を見て真剣に考えている幸直。
「あぁ。だが、問題は忍だ」
privacyを無視して、どっからでも覗いてきやがる。
「───」
忍の所為で軍の情報が漏れてしまえば無駄になる。
「mannerがなってねぇ奴は嫌いなんだよな……」
頭をボリボリかいて悩んでいる政義。
「あのぅ……」
襖の向こうから遠慮がちな声が聞こえた。声の主は亜美。
「また、乱世が始まるんですか? てか、どうなっちゃうんですか……?」
もっと教科書を読んでいればよかった。そうすれば、どうなったか解るのに……。
「どうなるかなど誰にも解らない───」
瞳を伏せて、悲しそうな顔をしていた。
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