ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: shake、 3話こうしーん ( No.6 )
- 日時: 2010/11/22 13:59
- 名前: ヒナノⅢ (ID: ADUOsQyB)
- 参照: episode4 「悪夢のはじまり」
チチチチチ……
梨香「あ」
思ったよりぐっすり寝れた。
今日は中学の部活がある。昨日はあんなことがあって休んだけど…
—部活—
先生「三浦さんどうして昨日休んだんですか??」
梨香「すみません」
先生「だから…すみませんじゃなくて、理由!!試合も近いのにあなたやる気ないの!?」
梨香「い、いいえ…」
後ろから小さな笑い声が聞こえたから、うしろを見てみた。
どうやら笑っていたのは元親友の結衣らしい。
前は仲が良かったけど、ブリッ子で先生達の前では
いい子ちゃんぶってる最低な奴だ。
結衣「せんせい!梨香は昨日、具合が悪くて休んだんです。許してあげてください」
梨香(な、なに言ってるの!?昨日あってもないのに)
先生「そうなんですか??三浦さん」
梨香「…はい…」
先生「ですが…本当・・・??」
結衣「先生。わたしは梨香と仲がいいんです!いくら先生でも、友達を疑うなんて、許せません!」
梨香「・・・」
先生「わかりました。試合も近いので、自己管理には気を使ってね。はいではみんな集合ー」
梨香「なに??なんでかばったの??友達でもないのに」
結衣「別にあんたかばったわけじゃないよw」
梨香「あっそ、じゃもうかかわらないで」
結衣「あんた貧乏くさくなったよねー」
は??
だから何って感じ
結衣「見てよ私。こんなにきれいになったのよ??」
梨香「は??」
確かに、まえよりハデになってる気がする
親が儲けてるんでしょ。
私は親がいないし今の生活で精いっぱいだ。
梨香「親がもうけてるんでしょーよかったねー私もう」
梨香「両親いないから」
結衣「え!?」
結衣は手につけているアクセサリーをジャラジャラさせながらビックリした。
梨香(なんかこれ、おもしろい・・・)
結衣がビックリした顔を見て、なんだか嬉しかった。
アハハハハ…
その時、結衣の笑い声が聞こえた。
結衣「私、自分で稼いでるよ??」
!
先生「そこ!さっき怒られたばっかなのにまだ懲りないの!?」
結衣「はーい!!」
梨香「はい…」
私は嫌な気分になった。
自分が一番嫌いな奴が自分の力でお金を稼いでるなんて憎たらしくて仕方が無かった。
そうだ!!!!「shake」!!!
部活が終わると、私は家に直行した。
気がついたら自分の部屋にいて、ケータイをいじくっていた。
あ、ピエロ
今日のピエロはなぜか優しい表情で、ナイフは相変わらず持っているけど、
ナイフには血が付いていなかった。
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