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Re: 森 蘭丸 〜信長、伝説の仕え〜 ( No.2 )
日時: 2010/11/19 14:47
名前: ヨータ (ID: .adtcrZK)

「完成したぞ・・・やっとできた。」


 真っ暗闇の地下室。

 巨大な装置からもれる、薄緑色の謎の光。

 明りはそれくらいだ。

 明智疾風は一人、地下室で巨大装置を見つめている。

「これが・・・私の造った、PH07か。」

 疾風はそういうと、白い鞄から紙を取り出した。

「あとは、光秀のナンバーをいれるだけだ。」

 疾風はそういうと、PH07に紙に書いてあるナンバーを入れ始めた。
ナンバーを全て入れ終わると最後に震える指で、

    ON

スイッチを切り替えた。

「蘇れぇぇぇぇ、光秀ぇぇぇぇ。」

 もうすでに疾風は狂っていた。

  そのとき。

 疾風の体から、血が勢いよく噴き出した

「ぐはぁぁぁぁ。」

 床に倒れこんだ。
疾風はもう疾風として立ち上がることはなかった。