ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: さまよい続ける魂 ( No.12 )
日時: 2011/05/07 23:26
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅰミカちゃん人形の探し物 ファイル2

「で、さっきのお前の話は何なんだ?」

一応聞いててくれたのね…

「えっと、今私の友達が行方不明なんです。もしかしたら殺人事件とかに巻き込まれてたりして…」

「で、その友達を助けてほしいと…?」

「はい。」

大丈夫かなこの人?

「…お前はミカちゃん人形の話を知っているか?」

「あの3本足のミカちゃん人形の話ですか?」

「お前が知っている3本足のミカちゃん人形の話はどんなのだ?」

「えっと…行方不明になった友達から聞いた話なんですけど…」

朱音に聞いた話をそのまま話した。

「お前が聞いた話と俺が知っている話は少し違う。」

「その話には続きがあってな…」


従業員は無くなったミカちゃん人形を探しに町を駆け回った。

だが一向に見つからなくて最後に学校を探したんだ。

この町には今殺人事件があって、3人の少女が行方不明だった。

恐る恐る入ってみると…どこかの教室から女の子の悲鳴が聞こえたんだ。

入ってみると、そこには従業員が探し求めていた物と女の子の骸があった。

立ちすくしているとミカちゃん人形が

「これで私も捨てられない?」

と従業員に問いかけた…


「ぎょ…ぎょわぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

「くっくっくっ…やっぱお前の悲鳴はおもしろいな!」

「こっちは真剣なんですよ!」

「分ってるよ…くっくっく。」

まだ笑ってるし(怒)

『キーンコーンカーンコーン』

「やばっ予鈴なっちゃった!」

私が帰ろうとすると…

「そうそうこの話…誰にも言うなよ?」

なぜに?まぁいいや…

「くっくっく…人というものは言うなといわれると言いたくなる生き物だ。せいぜい噂を広めてくれ。」

「さぁて…2−Aの次の授業か何だったかな?」