ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: さまよい続ける魂 ( No.136 )
日時: 2011/07/30 14:21
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅶ足 ファイル5

「ちょっと先輩…こんなところで何するんですか?」

崎宮葵。只今電柱のそばにいます。

正直言うとめちゃくちゃ怖い。意味も分からず時間通りに来たけど…

ここってふみきりの近くなんだよ!!

今日…言うか昨日?先輩に怪談聞かされたあとじゃさらに怖い…(今は深夜1時です。)

「お前…確か体力だけはあったよな?」

だけって…

「まぁ普通の人よりはあると思いますけど…」

「ここのぼれ。」

そう言って先輩が差したのは電柱。

いや登れますけどね?登ってどうしろってんだぁぁぁ!

「これをライトの所に取り付けろ。」

渡されたのは…

あら孤祐治先生が持ってたリカちゃん人形の足と同じではありませんか。

「これを…つけろと?」

「パンツの色は秘密にしといてやる。」

ゴン

私は殴ろうとしたけど先輩にうまくかわされ塀に拳をぶつけた。

「変態発言をしないで下さい。」

「…悪い。」

珍しく素直に謝った。

取り付けて地面に着地するとそこには足の陰ができていた。

あぁなるほど、ライトの上から付けたからこうなるのね。

「勝手に細工していいんですか?」

「昼間はばれないし夜は遅くからしか電気は付かない。」

とてつもなく都合のいい場所だな、おい。

「明日から噂が流れ始めるぞ…クックック」

流石変人考える事が違う。