ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: さまよい続ける魂 ( No.25 )
- 日時: 2011/05/16 10:35
- 名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)
Ⅲ真見子桜ファイル2
「先輩!ネタ持ってきました。」
「穴の事だろ。」
あやっぱり分るんだ…
「俺はもっと疑問な事がある。」
「は?なんです?」
睦路先輩は私の顔を見て
「お前頭大丈夫か?なんなら病院紹介するぞ?」
頭大丈夫か聞きたいのはこっちですよ!
何さ人がネタ持ってきてやったのにその言い草!
「どうゆう意味ですか!」
「お前が穴を見て怪談のネタとして持ってくるとは思わなかった。」
なっ!
「どうせ花見ができないのなんの言ってくるのかと思っていた…」
失礼な!まぁ朱音が気づいたんだけど…
「先輩私を何だと思ってます?」
「鶏以下の脳みそを持った男勝りの女。」
「鶏以下ってなにさ!」
「本当の事だろう?」
男勝りなのは認める…でも鶏以下はないでしょ!
「分かったぞ、朱音ちゃんだな。」
「はいそうです…」
この野郎いつかぶっ飛ばす!
「それより穴の事!」
「こんな話知ってるか?
この学校には伝統的な桜があった。(今もあるけど)
一人の美術部員は思った。
「あの桜を描いてみたい。」
部員は描いた。だが満足できなかった。
何かが足りない…
次の日部員は桜の木で首を吊って死んでいた。
警察は可哀想だと思い桜の木の下に死体を埋めた。
ある時一人の部員は思った。
桜を描いてみたい…いざ描こうと思うとどこからか音がする。
そう、たとえるなら土を掘っているような…
『私を見て…』
少女の声が聞こえた。
そうして毎年桜の木は少女の血を吸って美しく咲く…
「いぎゃぁぁぁぁぁ!!!!!」
「お前の悲鳴は本当におもしろい。」
「そうだ、俺は今から用事があってここを離れるがこのノート…絶対見るなよ?」
バタン…
見るなといわれると見たくなるジャン!
「そぉ〜…」
『見たからにはさっき話を広めろ。』
パタン…
「しまった…」
こうして葵は睦路の策略にはまってしまい皆に話したとさ☆
作者から
この度は誠に有難うございます。
皆様のおかげで参照数が100をこしました!
この作者はまさかここまでなるとは思ってなかったので嬉しいです!
これからもこんな駄文を書く作者ですがどうぞよろしくお願いします<m(__)m>