ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: さまよい続ける魂 ( No.27 )
日時: 2011/05/17 21:51
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅲ真見子桜ファイル3

「ぐはぁぁぁぁぁ・・・・・」

なんだその溜息ってか?そりゃ溜息でるでしょ。

だって一人話したら沢山人がきたんだよ?で話したらまた人がくる、この繰り返しよ…

「先輩〜ちゃんと広めてきましたよ…」

「よし、じゃあお前の外履き貸せ。」

・・・・・・・。

「ハァ…ハァ…持ってきましたよ。」

もうダッシュしてきました。だって反論したら食われる勢いだったんだもん。(蛇=睦路 蛙=葵みたいなwww)

「…女子高生の靴と言ったらローファーだろう!」

「だけど私それしか持ってませんよ?」

「朱音ちゃんに借りてこい。確かローファーだったろ?」

この野郎…

「あとこれを桜の木にセッティングだ。」

渡されたのはいかにも今から自殺しますよ的なロープだった。
(ちゃんと輪っかになってます。)

「はぁ?!なんで?」

「お前は団子を綺麗な桜の下で食いたいと思わないか?」

!!!!!!!

「今すぐ行ってきます!」


桜の木の下。

「おいしょ…」

…美術部か、私には無縁だな!

そういえば顧問の先生の坂井先生が変だったなぁ

〜回想中〜

「葵〜荷物美術室に運ぶの手伝って!」

「朱音の頼みならなんなりと!」

「「失礼しま〜す」」

「おおすまん、荷物を運んでもらって悪いなぁ〜」

この人が坂井先生、いつ見てものほほんとしてるなぁ。

「先生!絵を描いていいですか?」

えっと…たしか2−Cの早乙女君だっけ?

「あっじゃあここに荷物を置いておきますね?」

カタン…桜の絵があった。あれ?なんか黒っぽいのが描いてある。

「!わ、悪いね。さぁそろそろ教室に帰りなさい。」

先生なんか変…

「!誰だろう?」

扉の向こうには三つ網の少女がいた。

「朱音行こう!」

…あれ?今確かに女の子いたんだけどなぁ。

〜回想終了〜

「そういえばあの女の子なんだったんだろう…」

ていうか、早く先輩こないかな…

セッティングしたら茂みに隠れてろだなんて…