ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: さまよい続ける魂 ( No.30 )
日時: 2011/05/20 22:25
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅲ真見子桜〜その後〜

「先輩!どうしてくれるんですか。」

「何がだ?」

なにがだ、じゃなくて…

「靴ですよ!朱音の靴なのに名前書いたでしょう!流石に履く気がしないって言ってました。」

「それはすまん。」

すまんで済む話ではない!めちゃくちゃ怒られたんですけど…

「そういえばロープの軋む音あんなに大きかったっけ?」

「もともとは小さい音だが気になり始めると音が大きくなるものだ。よく寝る前に時計の秒針の音で眠れなくなったりするだろ?」

あぁなるほど。でも眠れなくなったことなんてないや…

「それより花見はいいのか?」

「そうだった!先輩有難うございました!」

「くっくっくっ…俺に貸しを作ることがどんなことかわかってないな。」

『ほらあの子よ、人形の足もって中庭うろついてたの。』

『そういえば旧校舎にも入ってたわよ。』

『屋上に最近行ってるし…』

『てか団子の量多くね?』

ただいま私は桜の下で団子を食べているのだけれど…

流石に皆やらないみたい。(自殺してたしねwww)

「団子の量はほっといてくれよ…」

ずっと見世物にされてた葵でした…