ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: さまよい続ける魂 ( No.44 )
日時: 2011/06/07 21:27
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅳこっくりさんファイル5

『こっくりさんを遊び半分でやったこと後悔するがいい!』とか言っているが一体そこまで重要な儀式なのか?

「おいお前、今重要な儀式なのか?とか考えていたろう。」

読心術でも使えんの?この人…

「だってそうじゃないですか…こっくりさんて占いみたいなもんでしょう?」

「…こっくりさんをなめるな!!!!」

だからそこまで怒る理由が分らないんだって…

「そこまで疑わしいのなら話してやろう…」

「お前…コックリさんを知っているか?」

「は?こっくりさん知ってますよ、今話してたじゃないですか。」

「俺が言っているのはそっちのこっくりさんじゃない。」

こっくりさんなんて2つもあんの?!

「俺が聞いているのはコックリさんだ…」


こっくりさんを呼ぶためにはまず紙に五十音と『はい』と『いいえ』を書くだろう?

そして真ん中の一番上には鳥居を描く。

こっくりさんは4人でやらなければいけない。

1人でやっては絶対にダメ…

なぜかって?コックリさんが来るからだよ。
(ついでに『こっくり』の部分がカタカナか平仮名の違いです。)

真ん中に描く鳥居…何か似ていると思わないか?

一番身近なものに…

答えは机。

4人でやるには訳がある。

4人でコックリさんの入り口を塞ぐため。
(前、うしろ、右、左)

1人でやると入り口が塞がれない。

入り口を塞がないとどんなに言葉で鳥居へこっくりさんを帰しても、コックリさんは残ったまま…

最後にやっていた者はコックリさんに連れてかれる。

「ぎゃあああああああ!!!!」

「だからふざけて、やれば大変なことになるんだ。」

なるほど…話を聞かされたらもうやりたくなくなってきた。

「さて…ふざけてやっている馬鹿な奴には目を覚ましてもらわないとな…」