ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: さまよい続ける魂 ( No.45 )
日時: 2011/06/09 19:35
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅳこっくりさんファイル6

一人教室で儀式をやる女子がいた。

「こっくりさんこっくりさん、あなたをちゃんと帰さなっ方2人には天罰をくだしました。残りの1人もやっていいですか?」

『はい』

「クス…分かりました。」

「花梨ちゃん!!」

やっぱり花梨ちゃんが…

「葵、あなたにも天罰をしなちゃ…私を怨まないでね?こっくりさんがやれって言ったんだもの。」

「それは本当にこっくりさんか?」

「!あんた誰よいきなり…」

「こっくりさんには2人いる。」

「何が言いたいの?」

「こっくりさんが1人だと誰が言った?」

「こっくりさんは1人以上でやらなければいけない、連れてかれるから。」

「私はちゃんと鳥居へこっくりさんを帰したわ!」

睦路先輩の言葉で追い詰められていく…

「鳥居の形…何かに似ていませんか?」

「…っ!机?!」

「4人でやるにはわけがある。コックリさんに連れてかれないため…」

「コックリさんは下からやってきますよ?」

見てはいけないと思っていてもみて確認したくなる。

たとえ見てから後悔したとしても…

『あなたも一緒に…きてぇぇぇぇ!』

「いやぁぁぁぁ!」

花梨ちゃんは悲鳴をあげながら走り去って行った。

「クスクス…これにて『こっくりさん』お終い…」

随分上気分だな…

        『こっくりさん』   〜END〜

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