ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: さまよい続ける魂 ( No.53 )
日時: 2011/06/16 21:37
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅴ居君亜矢長さん〜その後〜

「ジャーン!」

私はそう言って斎藤君に退部届を差し出した。

「これ…ありがとう!」

「どういたしまして!」

私のせいだったし…

「そうそう…『居君亜さん』の事なんだけど…」

「解けた?!」

「うん、文字を分解して組み合わせを変えると…」

『崎宮葵』←葵のフルネームです。

「はぁぁぁぁぁ?!!!!!!」

嘘でしょ?!私が…

「他にもいろいろな組み合わせがあるでしょ?!」

「他のクラスを探せばいるだろうけど、2−Aには崎宮だけだと思うよ?」

…はめられた!!!!!!!

「貴方が居君亜さん…ネタ持ってきましたぁぁぁ…」

「きゃああああああ!!!!!」

ドタドタドタ…

「あっ!」

私は今バッタリ石谷先生に会ってしまった。

「うおっ!…ひっ!崎宮…」

悲鳴をあげなくてもいいじゃん!!!

「センパーイ!!!!」

「何だ?五月蠅い…鼓膜が破れる。」

この人は…

「先輩はかりましたね?」

「あながち間違ってもないだろう?勝手に話が来るんだから…」

「自由になれるっていったじゃん!」

これじゃあ詐欺だ…

「俺は『自由になれる』じゃなくて『解放されたみたいに自由になれる』と言ったぞ?」

…そうだった!!!!

「さぁ頑張れ。」

      『居君亜矢長さん』  〜END〜

作者から

睦路が言っていることがよくわからない方は>>48を読んでみてください!
これからもよろしくお願いします!