ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

Ⅵ髪切りファイル１

『次のニュースは連続殺人事件です。また新しい被害者がでました。やはり特徴的なのは髪の長い女性で髪を切られています。これは犯人のメッセージなんでしょうか？それとも—…』

朝からこんな不吉なニュースが流れている。

最近世間を騒がしている連続殺人事件だ。髪の長い女性ばかり狙う最低な事件。

私は短いしあまり関係ないのだけれど、女としてそいつを許せないんだよね…

「葵〜そろそろ行かないと遅刻するわよ〜」

…只今の時刻８時１５分。

「さらっと重大なこと言わないでお母さん…」

とまぁ文句を言いながら学校に向かったんだけど。

教室に入って早々朱音に、

「葵連続殺人事件知ってるよね？」

「もちろん、あんだけニュースで報道されてたら誰でも分かるでしょ。」

流石の私でも分かる。

「その事なんだけどね？実はこんな話もあって…」

昔あるところにとても髪の綺麗な女の子がいたの。

失礼かもしれないけどその子は髪意外に取り柄がなかったみたいでその子はいつも髪を大事にしてたの。

でもある日自分だけじゃなくて他の子にもとても神が綺麗な子を見つけてしまった。

自分には髪しか取り柄がないから皆あの子に持って行かれちゃう、そんな風に思ったのか次第にその子は暗くなってきた。

そんな日々が続いたある日女の子は言ったの。

『無くしてしまえばいい…髪を切ってもまた生えてくるから首ごと落としちゃえ…』って…

次の日髪の綺麗な子が首を切断されて殺されていた。

それ以来髪の長い綺麗な子の所に死してなお現れるようになってしまったの。

決まって『あなたの…髪ちょうだぁぁい…』

と言って…