ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: さまよい続ける魂 ( No.60 )
日時: 2011/06/26 10:56
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅵ髪切りファイル1 Part2

「ぎゃあ!」

「あれ?今回は悲鳴が小さいね…結構頑張ったのに。」

え?もしかして嘘の話?

「でもこれ本当にあったらしいよ。」

「読心術?!」

まさかの新しい朱音の一面…

「顔に書いてある…」

そんなに分かりやすいかな?

「ていうか何で今回悲鳴が小さいわけ?」

こだわるかそこ?

「私って髪が肩につくかつかないかぐらいじゃん?だから狙われないな〜と思って…」

そう私はバレー部に入っているので髪が短いのです!

「あぁなるほど…それよりせっかく私が怪談話持ってきてあげたんだから睦路さんの所に行ってきたら?」

朱音はやっぱり頼りになる!

「ありがとう!行ってくるね!」

「まったく行動力はあるんだから…」

「でも私…髪が背中ぐらいあるんだよね…(朱音)」

やばい自分で葵に話しといて怖くなってきた…

「まぁいいや!さっさと教室行こう!」

私は無理矢理『怖い』という感情をしまった。

シャキ…      シャキ…

「えっ?何この音…」

『あなたの髪きれいね…』

ビクッ

「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!」