ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: さまよい続ける魂 ( No.89 )
日時: 2011/07/13 21:19
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅶ足 ファイル1〜Part2〜

「朱音—!!」

「うるさい少し黙れないの?」

なんか朱音が冷たいよ?

「この中学で自殺が起きたってのに明るくいられる方がおかしいよ。」

あ…だから冷たいのね。

「そういえば自殺した子って…」

他の学年だったら…

「…葵はどうせ『他の学年だったら…』とか思ってるんでしょ?」

「読心術!?」

「残念ながらうちの学年だし、うちのクラスの2−Aだよ。」←スルー

無視…というか学年どころかうちのクラス!?

「誰!?」

「夜月里穂ちゃん。」

里穂ちゃん!?自殺するような子じゃなかったのに…

「一番引っかかるのが自殺の原因なんだよね…」

「親の人はなんて言ってるの?」

「『うちの娘は自殺するような子じゃない。』て言ってるけど現状じゃあ自殺と警察は言ってる。」

自殺…

ていうかなんで朱音はこんなことまで知ってんの?警察の情報を今さらっと言ったよね?

「何で朱音はそんなことまで知ってるのかも知りたいんだけど…」

「私が学級委員長だから。」

え〜確かに学級委員長だけどさ…知りすぎてない?

「それ以上首を突っ込むと葵の記憶を消すわよ。」

「すいませんでした。」

「葵さん。」

ん?李伊南ちゃんが私を呼んでいる。

「何〜?」

「睦路先輩が屋上で呼んでます…ヒソ」

何!?2人して李伊南ちゃんをパシリにするな!!可哀想じゃないか。

「分かった。李伊南ちゃん、嫌だったら嫌って言っていいんだよ?」

「大丈夫。私はタダ働きはしてないから♪」

そう言い残して去って行った李伊南ちゃん。

…タダ働きはしないってことは何か貰っているの!?