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＊第1話＊　ＤＯＬＬ達

キィィン!ガシャン!

ああ、今日も夜の街に金属音が響いている________

「いいかげんあなたの宝石を寄越しなさい
じゃないと・・・、この銀の剣で貴女を貫くわよ!」

そう言っているのは気位が高い華音カノン

「嫌よ!誰があんたみたいなオバサンにあげる物ですか!」

あっかんべー、をしているのは子供っぽい漆黒シッコク

「もー!頭きましたわ!
この剣で貴女を刺してあげますわ!」

そう言って華音が剣を振り上げた・・・が
漆黒はそれを軽々しく、スイッ、と避けた。

「こんどはあたしの番、さあ、今日は血で空を染めてさしあげますわ」

ザクッ＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


漆黒は自分の斧で華音の胸を貫いた。

華音の血が夜空を染めた

「ぐっ・・・・・」
華音は一瞬よろけたが、すぐに態勢を整えた


　　リンゴーン____________________________

リンゴーン______________________

朝を告げる鐘が鳴り響いた

「あーあ、せっかくいいとこだったのにィ
まあいいか、覚えてなさい、次は絶対奪い取ってあげるわ」

不気味な笑顔を見せて漆黒は消えた。

華音はそのまま地面に落ちていった_________

　　　　　　　　続く