ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

【壱話】  何かもう常識とか無いよね、この人等。 ( No.17 )
日時: 2010/11/26 22:20
名前: 無幻 (ID: 8hgpVngW)


約37人くらい集まっている教室。窓際一番後ろの席が空いていたので其処に座る事にした。
そしたら前に居ためちゃ気さくな人が話しかけてきた。

「なぁなぁ♪キミ、名前何て言うん?」

…どうやら関西弁のようだ。この人、全部の指にピアスしていて(指に穴を開けて通している)、舌にも、耳にも三つずつ。ふりょーだー!!

「私は、東風谷祐希です?」
「何で聞き返してん?」
「んにゃ、何となく」

つか、名乗ろうよ。

「俺?俺はなー…」

心読むなよ。やめてよ、プライバシーの侵害ですぜ、旦那よ。

「俺ん名前はな、裂影女里[サキカゲ メザト]言うねん」

女の子みたいな名前ですわね、おほほほ。
そんな事してると教室前方のドアが勢い良くガララララッと…。勢いあまって壊れちゃいました。

「へいへいへーい、席につけーい」

ほいほいほーい、席を立ってる奴なんざ一人としていやしないよ、おばかさんめ。

「んえーと、あたしゃシャドウでいーよ」

いーよじゃねーよ、名前教えろよ。

「レッツ、運試し♪」

そう言って前に立った精神年齢、外観年齢共に13歳の少女(?)が右手を振り上げた。
瞬間、二つ前の席の人の頭上にナイフが落ちてきた。血がぶしゃー、びちゃーって他の人の頭にかかる。

「ははっ♪びちゃびちゃなってんなー♪」
「そーだねー、びっちゃびちゃだねー」

女里君が嬉しそうに言う。そんなに嬉しそうに言うな、馬鹿者めが。……なんか同じ様な台詞前に言ったような。

相変わらずだが先生にしてはちびっこい精神年以下略はニコニコしている。異常者か。
つーか、精神年齢は90歳とみた。怖いわ、この子。

「やー、いい景色ですねぇ♪」

彼女——シャドウと名乗る少女はそう言って死体の上に座る。そして私と目が合った、背筋がゾクッとした。
彼女はそこから一瞬にして私の目の前に移動した。
顔を、つーか頬を掴まれ凝視、凝視、凝視。

数十秒経ってやっと我に返りニコリと微笑む。私より数倍上手い笑顔だ。

「今残っている貴方達はー、とっても運のいい人でぇー…」

教壇の上に立ち上がる。一度はやってみたい体験なんばー1だね、やった事あるけど。

「これから鬼ごっこ、始めようかと」

そう言ってそれぞれの席の番号のロッカーには、武器が置いてあった。

「そこの武器を手にとって、プチ戦争を開始します」

さぁさぁ手にとってと促し、私は一番に立ち上がってロッカーの中の剣を取る。剣を取った筈が、小さな15cmくらいのフルーツナイフになっている。

「そこの武器は自分が一番扱いやすい武器に変化します。そして、後10秒以内に取らないと…———

















































———死んじゃいますよ?」