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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 真空パック〜ラストスパートいっきまーす!〜 ( No.316 )
- 日時: 2011/05/29 09:35
- 名前: 緑紫 (ID: rb3ZQ5pX)
- 参照: 駄文でごめんなさい。
エピローグ
「僕って不幸なのかなぁ」
「どうしてそう思う?」
「だって因幡も殺しちゃうし、実の子供ではないといえ一定の期間子供だった亜呂江ちゃんも亜利江ちゃんも失くしちゃうなんて、どう考えても不幸だと思うんだ」
&
「龍くん、お前のことは、好きではない。 なら何故墓参りなぞに来てやっているのか? それはな、元許嫁だからだよ」
&
「破壊神もいなくなって平和だし、お前もそろそろ筆談なんてやめたらどうだ?」
【めんどくさい】
「筆談のほうがめんどくせぇよ!!」
「でも、びっくりしたよね」「あん? 何がだ」
結局筆談やめるのかよ、というツッコミはさておき、相槌(あいづち)を打つシュガー。
「あの子、破壊神を刺してから自分をも殺すだなんて、信じられない愛情だよね」
「あぁ」
風倉亜呂江は。
死んだ、というか、自殺したのだ。
破壊神、須野江龍緋を、どんな殺し方をしたのかは想像に任せるが、取り敢えず殺して、それから自分の心臓も突き刺した。多分あいつは、あの破壊神の【人形】がいない世界で1人で暮らすのは嫌だったんだろうな、なんてよくわからん解釈をしておき、平和を暮らす。
多分、いや絶対、人類は平和だ。
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