ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 掲げた蒼い旗 ( No.2 )
日時: 2010/11/28 21:51
名前: 味噌 ◆mUy9iZ9Ub2 (ID: dBCG1FA1)
参照: トリップ違いますが、本人ですw


「おーい… 浅井ー!」

誰かが、浅井を呼んでいる。

今日は晴天 雲ひとつない空


第一話 晴天の空


「浅井ー 今日をもって夏休みが始まるな!」

コイツの名前は御堂山吉 俺の親友。
親友、と言っても、喧嘩はする。
今日は学校生活最終日。
明日はついに夏休みだ とウキウキしながら歩道をスキップしている途中にきやがった。
俺の羞恥心が火を吹き、顔は赤面になった。
…俺の自己紹介がまだだったな 俺の名前は浅井博之。
野球部所属のまったく普通の中学二年生。
八重田中学校という所に通っている。

「…浅井 明日は夏休みだ ついに夏休みなんだぞうううう!」

いつもよりハイテンションで山吉は俺の背中を叩いてくる。


この平和が、全てを裏返すとは想像もつかなかった。