ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 謎の世界と闇の魔術 ( No.73 )
日時: 2010/12/05 20:05
名前: 黒帝 ◆ltYx4J.g3k (ID: q.GNWgNw)


戻ると予想的中。
で?どうだ?とでも言いたげな顔でこちらを見てきた。
だから僕はさっきあの部屋でおきた事を話した。
すると皆は、「な〜んだ」と言って離れたいった。

そして皆がばらけた時だった。2mほど向こうから
、おなじみの炎が出てきて、中から人が出てきた。
出てくるなりいきなり飛びついて大声で言った。
「今連絡が入ってきたぞ!お前生き残りなんだってな!?」
僕が戸惑うのを見て隣にいたクライヴが説明した。すると男はそうなのか・・・と言ってまた炎を出し21!と叫んでどこかに消えてしまった。
するとクライヴが囁くように言った。
「あいつはフレディといってな。腕利きの魔術師だが、少しお惚けだ。」
ところで、と言って付け加えた。
「お前、ロイドにお前の名前を書いてもらったか?」
僕はすぐに聞き返した。
「ロイド?」
「あの事務所にいたじじぃの事だ。あいつがそういう係りをしているわけだからな・・・」
僕は、ロイドが名簿に何か書き込むのを思い出した。
「うん。何か書いてた。」
「じゃあお前もこの怪しい世界の住人ってことだ。」
僕はずっと気になっていた事を思い出した。
「親や友達にはもう会えないの!?」
いきなり叫んだので少しとまどっていたがすぐに質問に答えた。
「なんだ、聞かなかったのか。いまだにいまだに見つかっていないぞ。・・・まぁあきらめるんだな—」
僕がうなだれているのを見て、はげました。
「まぁ、まだそれらを捜索している係りはあきらめてはいない。いつかは帰れるんじゃないか?だがそのかわり———」
その後言いたい事は言わなくてもわかった。それまでは俺達の中に入れといいたいのだろう。

「まあいい。もう寝ろ11時だぞ。おきててもいいがもう疲れただろう。明日から死ぬかもしれない事をはじめるのに——」
へ?
それから聞こうとしたがそのときはもうクライヴは消えていた。

すると、さっき大声を出した男がちかずいてきて言った。
「どうだ?もう少しはなじんだか?」
僕は嘘をついた。
「う・・・うん・・・・・・」

「ところでクライヴに寝ろって言われたんだけど、どうすればいいの———?」
男はクスッと笑った。
「腕が利くやつは自分で“部屋”を作るがお前はまだ無理だから——そうだな。俺の隣の部屋が開いているからそこに寝ろ。
明日から闇の世界と戦う事を学ぶぞ。」
闇の世界?
男に聞こうとしたがとめられた。
「俺に聞くなよ・・・詳しい事は明日誰かが話すだろう。もう寝ろ。本当にめんどくさくなりそうだ。」
すると、男も炎を出して消えていった。—俺はグリムだ。といいのこして—

僕は何気なく2階に上ってみた。すると端っこの方にGrimm(グリム)と書かれた部屋があったのでそれの右の部屋を見ると名前が書いてあるところに何も書いてなかったのでそこにはいればいいのだ。とわかった。

そこのドアに触れると、上の方にBlood(ブラッド 血と読んでしまうが・・・)と赤い字でうかびあがったので「いやがらせか」といったら黒い字にスーッと変わっていった。
その部屋にはベットがあって窓があって他には何もない。壁や床は広間と同じ、ログハウス的な作り方だった。

そしてベッドに入りすぐに寝た——






続く