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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: デットマン・プリズン ( No.7 )
- 日時: 2010/12/15 06:26
- 名前: 桜音ルリ ◆sakura.bdc (ID: TcM2SN2X)
べつの部屋。
べつのおまわりさん。
さっきのおまわりさんよりこわい。
さっきほどやさしくない。
つぎからつぎへとぼくにはなしかけ、ぼくのかおをのぞきこみ、あごをもちあげて目をあわせ、むりやりきをいこうとする。
しばらくするとひとりのおまわりさんがしゃしんをだしてぼくにみせた。
ちまみれの、おかあさんの、ふく。
「おかー……さん……」
うめいた。
べつのおまわりさんがはなしかける。
「つらいのはわかる。どうだ? 犯人をみたのか?」
「おばけだよ……」
「おばけぇ? んなもんいるか! それくらいわかるだろう? ブライグ。つらいのはわかる。でも、真剣にこたえてくれ。な?」
なんでよ、ぼくはしんけんにいっているんだよ。
ぼくはあばれた。
おおごえをだして、おまわりさんをぶって、けって、ないた。
そんなじぶんをたにんのようにながめながら、ぼくのせかいはまっくらになった。
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