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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: the dreamer a clown (夢見がちな道化師) ( No.3 )
- 日時: 2010/12/16 14:06
- 名前: スサノオ (ID: 4yRqeNGS)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode
0話 〜決断〜
町は銀色に包まれ、冬の訪れを告げる。
白い息が浮かぶ町はこの寒さのなか活気に満ち溢れていた。
町を横切る影はほとんどが2人で一つの影を成していた。
そんな幸せに満ちた空間の中、深々と降り積もる雪のその先……。
ただ一人虚空をジッと見つめた青年の影…。
青年は宙を見つめつぶやく……。
「もし……空を掴めたなら……僕は…」
そこまで言うと青年はふっと憂うように儚く笑った。
数分後、青年の姿はどこにも無かった。
青年の在るべきところへ向かったのだ。
青年は歩き出す……。孤独な道を。
そして踏みしめる。自らが選択した道を……。
振り返ることなく歩き続けるのだ。
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