行間漆黒の闇の中から見つけ出した一条の光。それは、今の僕にとって最後の希望であり唯一の活路だった。だからそれは神々しく、光り輝く物に見えたんだ。だから疑うこともしなかった。ただ信じ、そして願った。僕は知っていた。向かう先には絶望しか待ち受けていないことを。でも選んでしまった。僕自身の選択だった。だから今は進むしかないんだ……。