ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 第二章「第二次能力者戦争」#3 ( No.53 )
- 日時: 2010/12/18 17:40
- 名前: Night sky ◆qz5ybRPRRc (ID: UTKb4FuQ)
おいおい!ここに住んでんのか!
達也がビシッと近く似合った家を指差した。
なんだ?
「ここに住んでるらしいぞ。」
なぬ!?
唐突だな。おい。
「お尋ねしてみましょうか。」
ええ!?ポ○モンとかじゃ無いんだからそんなことしたらだめだろ!
もう遅かった。達也の暴走は、始まっていた。
達也はもう家の中に入っていった。
・・・あいつ勇気あるな・・・
俺もそろりそろりと達也の後についていった。
その瞬間!怖い声が叫んだ。
「だれだ!追っ手か!?」
達也は手を上げている。この表情からすると自分の空気読めなさを反省しているらしい。
ついでに俺も手を上げてみる。
達也は恐る恐る言った。
「違う・・・おれは少し・・・え〜と—まぁ見学しにきただけだ!」
沈黙——
滑ったね・・・
前にいる男はこのあほらしいやつが悪党な分けないと思ったらしく、自己紹介した。
「俺は、夜桜 闇よろしくな!!」
「え〜とこちらは・・・青木 達也と・・・」
達也が横目で見た。
まあ俺の名前なんて覚えてないよな。
俺は自分で言った。
「藤田 翔夜です。」
次の瞬間敬語を使った事で恥をかいたように感じた。
相手をしっかり見てみるとなんと身長140ほど、何だよ!小学生か!?
俺は勇気を出して聞いた。
「ね—年齢は?」
「17」
ピキーン←おなじみの音。
俺と同年齢だと!?
俺のリアクションは無視して達也に聞いた。
「ところでどうしてここに来たんだ?」
もう達也は手を下ろしていた。そしてさっきとはぜんぜん違う俺と話すような声で言った。
「まあちょっと話がしたくて。」
闇は顔をしかめた。
「なにを?」
「何でそういった動きをしたのか。」
闇はポンと手を叩いて自分のしたことを思い出した。
「そりゃ、あんな大会出てらんないだろ。まあ悪党どもは重要な事のように思っているが——」
いきなり闇の表情がけわしくなった。
「まさかお前らも大会大好きっ子じゃないだろうな。」
言い方に思わず笑ってしまうところだった。
達也は顔をゆがめることなくいった。
「そんなわけ無いだろ!俺がもし悪党だったら——とっくにお前を殺してる!」
少し起こった様に言った。
「まあいいとしよう。」
なにか闇のしゃべり方からはうえから目線な感じを感じた。
「こんな大会に付き合ってられないのもそうだが、後ひとつある。」
ん?
「闇の紋章のことで—」
ヤッパリその言葉が出ると思った。
続く