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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- 第三章「world of darkness...」#1 ( No.80 )
- 日時: 2011/01/08 17:07
- 名前: Night sky ◆qz5ybRPRRc (ID: Y8zst102)
そして町を出て歩き続ける
これでまたいつものパターン
なんかこの言葉を口にするのがなんか嫌になってきたな。
「で、どこに行くんだよ。」
俺が訊くと達也がピクンとなった。失敗してしまったのか。
言葉を震わせながら達也はその質問に答えた。
「え・・いや・・どこか・・・」
またあてもなく歩くのか。作者が困るだろ。
何時間が歩くと向こうに小さな町が見えてきた。
いいね小説は。こういうときにすぐつくわ。
そしてその町に入ると、すぐに落ちぶれた町だとわかった。ていうか町って言うか村か。
遠くから見たらわからなかったけど、建物のほとんどが廃虚と化してるし、ガリガリの犬が何匹か歩いてた。この村ではそういうの許されてるのね。しかもどこを見ても豪華な家など無い、それに普通の家と同じような家などどこにも無い。それ以下の家ばかりだ。しかも人気が無い。
俺は横で歩く達也にひじでこづいてから訊ねた。
「おい。ここに本当に人いんのか?ほとんど機能して無いじゃん。ていうかいたとしても、能力者かどうかわかんねぇし。」
「確かにこの村が機能しているかどうかはわからんが、いたとしたら能力者だろ。ここの地域はほとんど能力者の地域だ。」
ん?なんかへんだな。
「おい。じゃあさっきのおまえの故郷とやらで探せばいるだろ。確かあそこも能力者の町だろ?」
達也は俺をかわいそうな目で見ていった。
一端きり
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