ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 後ろの正面だあれ?〜禁断呪い歌〜 ( No.11 )
- 日時: 2010/12/12 20:24
- 名前: 爽 (ID: fbqYC.qT)
#すれ違い#
学校から帰宅してから私はなんて言おうかずっと考えていた・・・
絢「はぁ・・・」
ガチャ・・・・・
龍「ただいまー」
私が考えていると龍にぃが帰ってきた・・・
絢「龍にぃおかえり・・・」
私はできる限り笑いながら答えた・・・
龍「どうした?元気ないぞ?」
即効バレタ・・・・
隠しきれるのも時間の問題なので私は率直に聞いた・・・
絢「あのさ・・・。龍にぃが担当s「お前は首突っ込むな!!」
絢「えっ・・・?」
龍にぃは私が聞こうとしてたことが予測できたかのように言葉をさえぎった・・・
龍「どーせお前のことだから私にも協力できることある?だろ?前にも言ったけどお前はニコニコ笑ってるだけでいいんですよ〜♪」
そう言って龍にぃは私のほっぺを引っ張った・・・
絢「しょれじゃけじゃないし〜(それだけじゃないし)」
龍「ん?他になにがあるんだよ?」
絢「ちょりあえじゅはにゃしてよ(とりあえずはなしてよ)」
龍「あっ、わりぃ」
絢「おーいててて・・・」
私はほっぺを擦りながら言った・・・
もう加減という言葉を知らないのか?
龍「ごめんごめん(笑)で、それだけじゃないってどういう意味?」
絢「あーそうだった!!龍にぃ!!」
龍「なに?」
私は大きく息を吸って大声で言った・・・
絢「今すぐこの事件から降りてください!!!!」
龍「は?いきなりどうしたの?」
絢「だから、今からこの事件から降りてって言ったの」
龍「なんで?」
これはしぶとそうだぞ・・・
怯むな絢音!!がんばれ絢音!!
そして私は今日、初美から聞いたことすべてを話した・・・
龍にぃの反応はと言うと・・・?
龍「くだらない事は考えないの〜」
予想とおり・・・
信じてもらえてない・・・
絢「でも現にいっぱい被害者が・・・」
龍「そんなの人の力でもできるでしょうが。霊なんていないの」
絢「でも〜。ネットで〜」
私は必死に言ったが相手にされなかった・・・
龍「はいはい。ほらもう寝ろ。明日、遅刻するぞ〜」
絢「龍にぃの馬鹿・・・。いいもん独りで証明してやる!!」
私はそう強く言って自分の部屋に行き眠りについた・・・
龍「はぁ・・・。俺だって信じてないわけじゃねぇ・・・」
ただ、信じるのが怖かっただけかもしれない・・・
こんなんじゃ絢音を守る事ができないな・・・
俺が強くならないと・・・