ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 夜明けの銀河は支離滅裂 ( No.12 )
日時: 2010/12/18 11:24
名前: Giraf ◆yFWCdky9Fs (ID: 7KvZCID9)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

第七話 【馬鹿野郎】

「…トム …まずはこいつの話を訊こう。」
キースはそうトムに微笑む

「…こんな奴の話をか?」
トムが嫌々そうな面持ちでそう言う。

「失礼な! “こんな”とは何だよ この野郎!」
自称妖精の男がトムに飛び掛る。

静寂な宇宙に浮かぶ宇宙船で人間VS妖精が始まった。





10分後......


「はぁ…はぁ…」
トムと自称妖精が疲れ果て、もう言葉も喋れていない。

ランタスに着いた時、俺達はどうなっているのか…


「キ…キース… この妖精を出せ…」
「失礼な!! 私を仲間に入れれば…!」
「了解した。」

キースはトムの願いを訊いたと同時に、自称妖精の近くにあったハッチを開く。

グワァァァン...と音がして、妖精は宇宙の果てへ飛ばされる。


妖精が居なくなった途端に、宇宙船はいつもの静寂に戻った。

「ふう…」