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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 銀髪の少女は死神 ( No.10 )
- 日時: 2010/12/18 17:48
- 名前: チョコアイス (ID: V26UOF89)
3話
少女は左手を男の顔から離した。
男は同じ姿勢のまま呼吸だけ荒げる。
「怖かった?」
少女が小さく笑いながら尋ねる。
「だけど あなたに殺された人達はもっと 怖 い 思 い をしたでしょうね。」
まだ笑ってはいるが、その笑顔に温かさは欠片も無い。
「じゃぁ、そろそろ終わらせるよ。私も暇じゃないから。」
少女は次に右手を男に見せる。
手全体が包帯で巻かれていて素肌は一切見えない。
「終わらせると言っても殺したりはしないわ。」
少女はそう言いながら慎重に包帯を解く。
—— シュルルル…… ——
包帯の下から出た手は左手と同じ白くて綺麗な手。
ただ 左手と違って 右手の甲には
変わった模様が刻まれている。
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