ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 『ガーディアン。』 ( No.13 )
日時: 2010/12/20 17:21
名前: とある騎士 ◆4b6JRWWKHk (ID: 0Jvj0iRK)
参照: http://hiyoko222.blog137.fc2.com/blog-entry-11.html

no,4『謎のデザート』3/3

リリィはレオにつれられ1階にあるキッチンへと向かった

「わ・・ぁ・!」
リリィがテーブルを見回すとそこにはとても食力をそそるような食べ物が置いてあるのだった
「ははっ、召し上がれ?口に合うと良いけど・・・」
レオは心配そうな顔をしたがリリィは幸せそうな顔をし
「ううん、とってもおいしいよ!レオちゃん、お料理も上手なんだねぇ!・・・私には歌を歌うぐらいしか取り柄が無いから・・・・」
それを聞いたレオは
「歌か・・・是非聞かせてはくれないかな?」
「・・・ええええぇ!!!!無理だよぉ、下手だもん!」
「・・・・そう、それは残念。ではまた今度・・・ね?」
するとレオの近くに居たメイドの一人が
『お嬢様、デザートのご用意が出来ましたがどういたしましょう・・・・』
「あぁ、出してくれ」
『かしこまりました、お嬢様・・・・』
メイドが出て行くとリリィは嬉しそうに笑顔で言った
「デザート・・・!!楽しみ・・」
その様子をレオが見て
「クスクス。うちのメイドが作るデザートは天下一品だよ。」

デザートは生クリームと苺が添えてあるショコラケーキ、それとASSAM(アッサム)フランボワーズ、それとAPPlE(アップル)。三種類の紅茶の中でリリィはASSAMを選んだのだった

「すごい!・・・このショコラケーキも美味しいし、この紅茶もショコラケーキにも合ってる」
これを聞いたメイドは
『お褒めの言葉、嬉しゅうございます。リリィお嬢様・・・・・・』
「でも、本当のことを言ったま・・で・・・」

ドサッ
リリィはいきなり、いや眠りに付いたようにその場に倒れてしまった

『・・・レオお嬢様ったらずるいお方・・・・・』
ギィィと不気味に微笑みながらリリィを何処かへ連れ去ってしまった


「リリィ・・・もうすぐ。もうすぐだよ・・ひひッ」