ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: Dead・City ( No.2 )
日時: 2010/12/18 17:05
名前: Giraf ◆yFWCdky9Fs (ID: cebg9jtM)
参照: http://www.youtube.com/watch?v

____________________

赤い鮮血が飛び交うアーディントシティ。
それは人間と生ける屍...ゾンビの戦いだった。
何故こうなったかを遡る。

流血を求めて吼えているゾンビが現れる数日前...


「早くできないのか… 畜生!!」
大声でそう言う男の名はエンディス・マッケンロー。

生物研究のプロフェッショナル。
政府から「低コストで美味しい牛肉を作る薬を発明しろ」と任命され、試行錯誤の中、薬を作り 次々と牛に投与。
その薬を投与された牛の中で生ける屍化したのだ。
それを見たエンディスは理性を失い、その薬を次々に開発。
そして狂い果てた結果、薬を外部に流出してしまう。

—————————その後彼は自殺。

これが、ゾンビ達を生んだ発端である。


それから数日後、マスコミュニュケーション達は随所でゾンビらしき者が発見された事を取り上げる。
ニュースを見てない人々は、ゾンビに襲われ…生ける屍と化す。


こうやって、少しずつだが血を求める屍は増えていった。



________________

「おい、アンタ達…うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!」

この悲鳴が、驚愕と混乱を招いた。
ゾンビに対応できず、人々は死に行く。
地獄絵図という言葉が相応しかった。

そして、封鎖されて一週間…シーズが封鎖された街に極秘で潜入する。
政府の了承を得ず潜入するのは、やってはいけない事______

万が一ばれたら、人は次々に死んで行き、それを見過ごす事になる。
正義感の高い人間が集ったシーズは、勇敢にアーディントシティに入った。




「…こちらシーズ 潜入完了した… B部隊は潜入完了したか?」
男が無線機に話しかける。

「…ザザ…潜入…完了…A部隊潜入完了B…部隊潜入完了…C部隊潜入完了…コンプリー…ト…」
酷くノイズが混じった音声がA部隊の男性の耳に入る。

「…政府は電磁シールドまで張って情報を守りたいんだな…鼠共が。」
男はそう言い、場を離れた。