ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

プロローグ

20XX年12月
「臨時ニュースです。先程、永谷官房長官が自宅で何者かに殺害された模様です。」
朝から物騒なニュースだ。
どのチャンネルもこの事件を大きく取り上げている。「新しい情報が入りました！まだ詳しいことはわかっていませんが、永谷官房長官を殺害したのは、能力者テロ組織『ネオ』のメンバーの様です。」
昔はほとんどいなかったが、ここ数年で急激に能力者が増えている。
最近世間を騒がしている『ネオ』の様に、能力チカラを使って犯罪を犯す人間もいるが、能力者を全て犯罪者と呼ぶのは偏見である。
一般人と変わらず普通に生きている能力者もいる。
しかし、世間はそう簡単に自身達とは違う者を信じなかった。
余り気にしない人もいるが、それでも、内心では少し能力者を恐れていた。
逆に能力者を珍しがって、能力者を受け入れる人もいるが、その目は一人の人間を見る目ではなく、サーカスの野獣を見る様な目だった。