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Re: 機械仕掛けの帝王.【魔法系小説】五話更新 ( No.11 )
日時: 2010/12/24 16:00
名前: Giraf ◆yFWCdky9Fs (ID: cebg9jtM)


鷲谷に襲い掛かる恐怖に注目せよ。

第二章 ━黒い夕日に光る男の影は天上天下唯我独尊━


「…妃…か」
段々薄れていく俺の声。

「で、何の用? 多重能力者マルチスキルの峰藤に会いに行こうと思っていたのだが…?」
妃がそう棒読みで言う。

「…そうか。」

「…出水いずみは居るか?」
俺は妃にそう訊く。

「出水なら奥に居るわよ それで用件はそれだけ?」
妃がそう答える。


「ああ。」
俺はこう言って出水に会いに行った。





「出水。」
妃の家には、五人住んでいる。
出水、妃、イート、上条、響屋。
その中で、Lv5の能力者は出水。



「…何だ鷲谷か。」
出水がそう素っ気無い態度で言う。

「…出水 響屋の二次能力は知っているよな?」
俺がそう訊く。


「天国返し(ヘヴンキャンセル)の事か…? ああ知っているよ。」
来た。