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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 本当の僕たち ( No.1 )
- 日時: 2010/12/24 12:19
- 名前: 夏輝&夏也 ◆TT/DsSBkS. (ID: kcj49vWg)
(1999年12月31日大晦日午後10:00・・・
把田 邦彦は海岸沿いを散歩していた。
波の音が邦彦の心を和らげた。
(・・・何時間歩いただろう?)
彼が悪趣味な携帯電話を取り出そうとした。
その時、彼には誰かの声が聞こえた。
・・・しかし、周りを見ても誰もいない・・・
(・・・気のせいか・・・)
携帯電話をとりだした・・・
「た・・助け、て・・・」
また、声が聞こえた。今度はさっきより大きく、しかも、はっきりと。
「だれかいるのか!?」邦彦は自分でも驚くほどの声を出していた。
気がつくと砂浜を走っていた。数百メートル先に何かが流れ着いていた。彼は大学にいた時は陸上部だった。
邦彦は『何か』を見たとき目を見張った。
2人の男の子だった・・・ 2人とも小学生のようだ。
「しっかりしろ!だいじょうぶか!?」彼は2人に言った。
1人が口を開けた「あ・・・ありがと、・・・」
男の子はそれだけ言って倒れた・・・
気絶しているようだ、邦彦は少し安心したが、すぐに病院へ向かって走り出した。
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