ALLジャンルのオリジナル小説、ライトノベル、二次創作、ss小説やイラスト投稿なら「小説☆カキコ」

「さて、お前にはこの世界から消え……」

「断る。」

魔理丘が笑顔で言ったセリフを、僕は相手と同じく笑顔で（ただし僕の笑顔は貼り付けた嘘の笑みだが）遮ってやった。
この世界から消えろだと？　ふざけるな。

「……なら、実力行使しかないな。」

ユレスとやらが、初めて口を開いた。……初めての発言内容がそれか。
僕は笑顔を貼り付けたままあきれ返った。

が、次の瞬間にその笑顔は剥がれ落ちた。

何故かというと、魔理丘とルイーズが同時に窓から飛び降り……いや、飛び出して。
それだけでも驚きなのに、そのうえ魔理丘は目の前の高層ビルを真っ二つに切り捨たからだ。
ルイーズは何かをぶつぶつと呟いている。
そして、カッと目を見開いた。
その瞬間、星座があたりにふってきて、僕の家の前の建物から何からを破壊した。
僕は窓の外の風景を呆然と眺める。
僕の口から言葉がこぼれた。

「……だよ……」

「は？」

「なんでだよっ！　なんで僕の周りをこんな事にするんだよ！　帰れよ……バケモノ、バケモノッ!!」

その時、ユレスが少し傷ついたような顔をした。
でも、僕には関係ないことだ。

「……だったら、実力行使、ですね。」

ルイーズの声がした。
僕が驚いて振り向こうとする、けど。
それより早く僕の首裏に手刀があたり。
僕は意識を闇に落とした。