ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: 白銀セレナーデ ( No.6 )
日時: 2011/01/08 12:47
名前: Giraf ◆yFWCdky9Fs (ID: cebg9jtM)
参照: エド×ヴァン




そして俺達はベンさんの酒場を出た。

相変わらず外は静かで、殆ど人影を見ない。


「いやあ…誰もいねえ。」
「今更何言ってるんだよヴァン。」
と会話をしながらテンポ良く俺とヴァンは足を動かす。
何も目的地を決めてないけど、散歩をしながら雑談をしながら。


「そうだ エドの家に行かせてくれよ」
「お、俺ん家?」
いきなりヴァンが変な事を言うので動揺する。
俺ん家は汚いのであまり人を誘いたくないのだが…ううむ仕方ない。

「ああ…今日だけ特別な いいよ。」
「うっしゃー!」
OKサインを出すと、ヴァンは飛び上がって喜ぶ。
そういえばニュースでまたブラッククロウが襲撃を始めたんだっけな、知らないけど。

「よっしゃ! うっしゃ! きたあああ!」
「落ち着け…な?」
「わかったぜ…ハァハァ…」
息切れするほど興奮するなんてまったくヴァンは…と呆れてしまう。

この後家に行った時に起きた出来事は脳裏に焼きつくほど衝撃だった