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ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 白銀セレナーデ ( No.8 )
- 日時: 2011/01/10 21:51
- 名前: Giraf ◆yFWCdky9Fs (ID: cebg9jtM)
- 参照: エド×ヴァン
第三話
ああ訳のわからない男を家に招いてしまったと後悔する。
いやこいつが勝手に入ってきたんだから、不法侵入だ。
いや…待てよ? ギルドに誘っているという事は、俺は初のギルドデビューでちゃんとした魔法使いの幕を開けれるのか?
そう考えてみると、案外悪い話ではない。
ああ、何か暑いと思ったら黒色のローブを着ていたからか。
そしてあの自称剣豪に、返答を送る。
ああ、ヴァンを放置していたか、少し様子を見に行こう。
「…何処にいくのかね?」
自称剣豪が俺に問うが、返答をする気もさらさら起こらない。
鼻でフッと笑い、俺の部屋に足を運ぶ。
ガチャ、とドアが開いた音がヴァンが生んでいた沈黙を破壊する。
どうやらヴァンは疲れ果てて寝ている ぐっすりと。
『俺達はずっと一緒だからな!』
『ああ!』
「…あの頃とは違って、今は大人っぽいよなあ…」
どうして俺は、ヴァンと離れることを望んだのだろうか。
いや…もはや運命なのかもしれない。
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