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ルキアの部屋へ向かうレン。

クロナ『ムー・・・』

レン「どうしたの・・？」

クロナ『さっきのルキアという女、少しだけ地獄の匂いがしたんじゃ。』

レン「・・なにそれ？」

クロナ『いや、わらわの勘違いだと思う・・気にするな・・』

コンコン・・。ギィィ・・

ルキア「・・・入って」

ルキアに声をかけられて、部屋に入った。

ちょっと暗い感じの部屋だ・・。

ルキア「レン・・あなたの後ろにいるの・・死神？」

レン「・・！・・どうして見えるの？」

クロナ『やはり、おぬしは、悪魔じゃな？』

ルキア「あら、どうしてそう思うの？死神と契約しているかもしれないのに？」

クロナ『おまえは、地獄と・・血の匂いがする・・』

ルキアが静かに微笑んだ。

ルキア「そうよ。私は、あなた達死神の敵、悪魔よ。」

悪魔・・・？

レン「悪魔って、どーゆー生物なの？」

ルキア「死神のやりたいことを邪魔したり、時には、死神を殺しているわ。」

レン「え・・・・？」

ルキア「でも、私は血を浴びるのは飽きたし、死神の邪魔したいとは、思わないは。」

クロナ『簡単に信じるものか。』

ルキア「信じるか信じないかは、あなた次第よ。どっちにしろ、後悔するのはあなただと思うけど。」

レン「・・・・・」

ルキア「もう、用事は済んだわよ。・・・レン、気をつけなさい。その死神じゃないけど・・何か、危険なものを感じるわ。」

レン「わかった・・・」

ルキアの部屋を出て、自分の部屋に戻った。

レン「クロナ、あなたはルキアのこと信じる？」

クロナ『さあ？それよりも、ちゃっちゃと魔法を覚えた方がいいぞ？わらわも感じる・・危険なものの気配・・。』

レン「・・・うん・・・」