ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

Re: -----怪奇現象研究所----- ( No.2 )
日時: 2011/01/02 12:26
名前: 称岱 ◆0JPFE4pBho (ID: 3lmdTyLL)

ツヅキ

「あ、はい。どうぞ。入り口から入ってください。」

僕はドアを開けて、「お邪魔しまぁ〜す。」といい、中へ入った。

廊下の突き当たりに〔←怪奇現象研究所はこちら。〕と書かれた張り紙を見つけた。

こっちか。その方向に進むと、ドアに、〔研究室入り口〕と書かれている。

そこに入ると、目の前に、パソコンやら何やら置いてあった。

部屋はとても広く、僕の家がすっぽり入ってしまいそうなほどだった。

そこの壁にもいくつかドアがあり、〔資料室〕〔実験室〕などがある。

???「ようこそ。怪奇現象研究所へ。さて、早速仕事を出そうかしら。」

えっ!?面接なしでいきなりOK?ま、いいか。何しろ夢の100万円がすぐそこにある!

???「あ、自己紹介を忘れていました。私は、宮嵜嗄恋。ここを開いた者よ。貴方は、確か和義君だったっけ?」

南「あ、はい。そうです。」

宮嵜「よろしくね。」

南「あ、宜しくお願いします。」

宮嵜「じゃあ最初の仕事は、賀沢羅家〔かざわらけ〕の廃墟を調べてもらおうかしら。」

賀沢羅家・・・30年以上も前に、家族心中があったという。

何度も取り壊そうとしているが、全て事故で失敗しているという。

今では、呪の館と呼ばれていて、中に入った人が帰ってこなかったという噂もある。

今は、草が茂っていて、見ただけで背筋が凍る。

まさかあんなところに・・・。

宮嵜「私が入って、写真を撮ったら、こんなものがうつっていたの。」

そういい、1つの写真を渡してきた。

うわっ!じ、女性が写っているっ!ってか、よくあんなところに入れたな。

南「こ、これって心霊写真じゃないですかっ!」

宮嵜「そうよ。だから、貴方にも撮ってきてほしいの。出来ればビデオをね。」

南「ビデオ・・・恐ろしさ倍増じゃないですかっ!」

宮嵜「でも写真より確実じゃないの。色んな現象もあるし。それをビデオにバッチリとってきてくれれば、あのナゾも解けるはずよ。」

南「あのナゾ・・・?」

宮嵜「ビデオを撮ってきてから教えるわ。」

南「わ、わかりました。」

そういい、僕はこの場を出て、その廃墟へ行くことになった。