ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ
- Re: 鳥籠遊び〜cage game〜 ( No.10 )
- 日時: 2011/01/10 13:22
- 名前: 桜音.*° ◆hjAE94JkIU (ID: S3B.uKn6)
4話 狂気の殺戮ゲーム
(誰が何を話してるか少し分かりずらいので,台本みたくなっています)
皆,梓に続いて中に入る。
宴会場の中は,普通の高級ホテルと変わらない。
いくつかの丸テーブルに椅子。
ステージもあった。
ステージには,大きなスピーカーが置いてある。
涼子「普通の宴会場みたいですわ。」
涼子が呟いた時だった。
—————————————————————クスクスクス。
スピーカーから,笑い声が聞こえてくる。
梓「だ,誰!?」
??「・・・ようこそ。私のトリカゴへ・・・。小さな・・・小さな・・・小鳥さん」
スピーカーから声が聞こえる。
ボイスチェンジャーを使っているため,男か女かは分からない。
月「・・・小鳥とは,私たちのこと?」
??「・・・ここは,現実から離れた異空間・・・。このホテルは完全に密室。外にはぜぇ〜ったい出ることは出来ないの・・・。クスクスクス・・・」
翼「俺らをどないするつもりや!!」
翼が声を張り上げる。
??「・・・これから,小鳥さんたちには,トリカゴゲームを行ってもらう・・・。」
えりか「トリカゴ・・・ゲーム?・・・はん,だっさい名前ね!ネーミングセンスのかけらもないじゃん!」
??「大口を叩きすぎると・・・右腕の腕輪を爆発するわよ・・・。そのために腕輪をつけさせてもらったの・・・。」
—————————————ば・・・爆発?!
みんなの顔色が一気に変わる。
桃花「こ,こんな腕輪・・・はずしてやる!!
桃花先輩は,腕輪を無理やりはずそうとする。
??「・・・無理にはずそうとすると・・・爆発するわ。」
譲「な・・・なんで,こんな・・・。僕らにどんなゲームをさせようって言うんですか!!」
??「じゃあ・・・簡単にトリカゴゲームの説明をする・・・。トリカゴゲームとは,殺戮ゲームなの・・・。」
————————————————殺戮ゲームなの。
この言葉が頭に響く。
紗夜「殺戮・・・。」
??「あなたたちには,11個の能力が与えられる。そのうちの1つがジョーカー・・・。ジョーカーは10日の間に,他のプレイヤーを皆殺しにしなければらないの・・・。他のプレイヤーは,殺される前にジョーカーを見つければ,ジョーカー以外のプレイヤーの勝ち。その前,ジョーカーに殺されちゃった人も生き返るわ・・・。でも,ジョーカーは死亡。ジョーカーの勝利条件は,最終日までに,ジョーカーと誰かプレイヤーの二人になれば,ジョーカーの勝ち・・・。まぁ,詳しくは部屋にある本を読みなさい。」
煉「ふざけんな!人の命をもてあそぶのか!」
煉が椅子をスピーカーに向かって投げるが,スピーカーはきえる。
—————————————————クスクスクス。無駄な抵抗はダメよ。さぁ,23時まで残り2分。それまでに2階の客室に入りなさい。入らなかったら,腕輪を爆破してやるよ!!キャハハハッハハハハハハハハハハハ!!!!!!!
ブツ。
スピーカーが切れる音がした。
星夜「ど,どうするんですか?!」
みんなも混乱している。
梓「落ち着いてみんな!とにかく,2階の客室に入ろう!」
私はみんなに言う。
煉「梓,言いなりになるのかよ!」
えりか「しかたないよ!みんな急いで!!」
皆は,2階の客室へ急いだ。